プロポリスを産み出す蜜蜂

紀元前数百年前から、人類と共に生き続けてきた昆虫ミツバチ。
蜜蜂由来の健康食品として、有名なのは「ローヤルゼリー」でしょう。
さらに近年では「プロポリス」も認知度を高めています。

プロポリスとは、蜂ヤニと呼ばれる柔らかな軟膏状の物で、主に蜂の巣の補修に利用されています。
蜂の巣の補修材料と侮るなかれ、プロポリスには非常に強力な抗菌作用があり、巣の補修という意味だけではなく、巣の中を清潔に保つために絶対不可欠な材料なのです。
プロポリスは、蜂が植物の樹液や花粉から作り出します。
具体的には、口に含んで噛み続けて作っています。
単純に混ぜて加工するだけなら、人間にも作れそうなものですが、残念ながら人間の科学力をもってしても、プロポリスを作ることはできないそうです。
プロポリスの効能や素晴らしさを紹介する記事は沢山溢れていますが、蜜蜂そのものをプロポリスに絡めて紹介している記事は少ないように思います。
今回は、プロポリスの素晴らしさをお伝えさせて頂くと共に、蜜蜂の可能性と素晴らしさについても、合わせてご紹介させていただきます。

本能で活躍し続ける蜜蜂

蜜蜂は、ローヤルゼリーの作り方やプロポリスの作り方を誰かから教わったのか?
何を参考にして、何処で学んだのか?
かの有名な哲学者アリストテレスは、蜜蜂の底知れぬ能力について研究を続けていたと伝えられています。
アリストテレスだけではなく、紀元前の昔から現代までに、多くの人が蜜蜂について研究を行っており、ブラジルに至っては蜜蜂の研究中に逃げ出した個体が、新種となって高品質のプロポリスを作り出しています。
研究の結果判明したことは、蜜蜂は本能に従って行動しているだけであって、何かに影響されてローヤルゼリーやプロポリスを作っているのでは無いということです。
あえていうのであれば、蜜蜂は自分たちの種を存続させるために常に自分たちの働きを進化適応させる力を持っています。

過酷な状況が蜜蜂の本能を強化している

ブラジル産のプロポリスが最高級品といわれているのは、プロポリスを知っている人ならば有名な話です。
そして、それが蜜蜂達が過酷な環境で生き抜くために編み出した産物であることも、多くのメディアや書籍で紹介されています。
蜜蜂は、自分たちが適応できない環境でも、持てる本能の全てを駆使して、それを乗り越えていく強さを持っているのです。

これぞ小さな昆虫が見せてくれる生きる執念。
プロポリスが、様々な良い効果・効能を発揮してくれるのも、そんな蜜蜂の力強さから生み出されていると考えれば、説得力のような力強さを感じてしまう不屈の精神と表現しても相違ない本能。恐るべし蜜蜂ですね。