古代の万能薬

健康食品として有名なプロポリス。
「健康」というキーワードに対して、幅広く効果・効能を発揮してくれる事で注目を集めています。
そのプロポリスですが、遥か昔から活用されていた事実をご存知でしょうか?
どれほど昔からなのか?どのように活用されていたのか?
今回はそんなテーマで皆さんにプロポリスをご紹介させていただきます。

あの『動物記』にも

古代ギリシャ時代の哲学者であるアリストテレス。
彼は多くの書物を書き残しているのですが、その中にプロポリスについて記載しているものが『動物記』です。
彼は哲学者でありながら、自然学者としても活躍しており、特にミツバチの研究に明け暮れていたようです。
古代ギリシャの時代には、すでに「養蜂家」という職業が成り立つほど文化として発達しており、アリストテレスは多くの養蜂家から知識や技術を学んでいました。

その中の一つに、「切り傷や腫れ物の治療に、蜜蝋を軟膏として利用する」という知識を学んだと記載されています。
本来、蜜蝋にはそんな効能はありません。
ここから推測される事は、それはプロポリスが混ぜられた蜜蝋の可能性が極めて高いという考えです。
ミツバチは、樹木から採取したプロポリスを蜜蝋に混ぜ、粘土状にしてから巣の補強材として利用します。
アリストテレスが養蜂家から教えられたのは、その補強材との事。
養蜂家達はその粘土状の物質を「コンモーシス」と呼び、珍重していたと動物記には記載されています。
このコンモーシスは、その他に「ミティス」や「ピッソケーロス」とも呼ばれていたようです。

そして『動物記』には、すでに養蜂家の間で「治療薬」として活用されていた事実が記載されています。
具体的には、切り傷や腫れ物の治療に利用されていたとの事。
つまり、記述のある書物よりも、古い時代から民間薬として利用されていたということになります。
科学的な根拠など無くても、傷に効果があるという事実は、しっかりと受け継がれていたということでしょう。

【参考】
プロポリスの歴史:http://coaakusesu.upper.jp/puropo.html

抗菌力に優れた特徴を利用

軟膏として活用されていたと考えられるプロポリスですが、古代インドや古代エジプトでは、防腐剤として利用されていた記録が残っています。
ミイラを製造する段階で利用するものとして「マミー」と呼ばれる物があり、それがプロポリスである可能性が高いと専門家は判断しているようです。
これもプロポリスが持っている、抗菌力・抗ウィルス力の効果の表れと考えられるでしょう。
古代ギリシャの時代には、すでにプロポリスが薬として認識されており、多くの書物にその効果・効能が紹介されています。
西洋医学が発達する前の時代に、その抗菌力と抗ウィルス力はきっと、多くの人々の命を救ってきたに違いありません。
現在では、健康食品としての知名度を上げているプロポリスですが、歴史を紐解くことで、健康食品以外の側面も垣間見ることが出来そうです。